(ああ、また言ってしまった…。)
子どもが言うことを聞かない時に
つい口にしてしまう「鬼さん来るよ!」の一言。
決して良いしつけとは思ってないのに
つい言ってしまい悩んでいる…
そんなママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。

僕も使ってしまう時があります。
言ったあとで悩みます…
今回は自分に言い聞かせる意味でも
記事として残します。
「鬼さん来るよ!」言った後で後悔…

鬼さんに頼ってしまう人に
共通しているのは
言ってしまった後の「罪悪感」
じゃないでしょうか?
「子どもなんて親の言うこと聞けばそれでいい!」
なんて思っている方はともかく
鬼さんに頼るのが心底良いことだと思っている人は
ほぼいないと思います。
結局、言った後で
後悔するんです。
そして今、後悔してネットで何か解決策がないか調べ
ここを見てくれているんだと思います。
子どもが言うこと聞かない
子どもも一人の人間です。
まず前提として
自分の子どもだから、自分に従うもの
と思っていませんか?
もし、そう思っているなら
子どもを「下」に見るのをやめて
一人の人間として尊重してあげてください。
あくまで自分とは違う別の人。
言うことなんてなんでも聞かないのは当たり前。
そして赤ちゃん~幼児くらいの時期だと
聞き分けがないのも当たり前なんですよね。
でも、そういうもんだと
わかっていても言ってしまう…
じゃなきゃこんなに悩まないですね。
ただ、これを続けると
どんどんどんどん自分が嫌になってしまいます。
「鬼さん来るよ!」は脅しと同じ
悲しいかな「鬼さん来るよ!」は
説得力というのは何もありません。
ただ、怖いから従うだけです。
つまり脅しです。
「鬼さん来るよ!」に限らず
「言うこと聞かないとおもちゃ捨てるよ」とかも
脅しに含まれますね。
言っちゃう時はイライラしてるので
冷静にそんなこと考えられないんですけど。
そう考えると子どもに対して
日常であまり意識せずに
使ってしまっている脅しって
いろいろあるかもしれません。

自分が子どもを
脅してしまっている…
そう考えるだけでも
やめたほうがいいって思えますよね。
脅しでは伝わらない
そもそも子どもは
親という絶対的上の立場から
鬼さんで脅されると
なぜ怒られているか
理由が全く伝わらないわけです。
[鬼さんを呼ぶパターン]
夜に廊下をバタバタ走る→やめてと注意
→言うこと聞かない→鬼さん発動
→怖いからやめる

悪い子は食っちまうぞ!
[鬼さんを呼ばずに説明するパターン]
夜に廊下をバタバタ走る→やめてと注意
→言うこと聞かない→なぜそれがダメか説明する
→やってはいけない理由を理解してやめる

下の階の人がうるさくて
迷惑かけちゃうでしょ。
もし、上の部屋から
ずっとバタバタと
音が聞こえたら嫌でしょ?
自分がされたら嫌なことは
してはいけないよ
もちろん理由を説明して
言うことを聞いてもらうには
根気よく話して理解してもらうしかありません。
たぶんそういう近道って
ないんじゃないでしょうか。
やめてほしい理由が伝わらないということは
何がダメかもわからないので
鬼さんを呼んでも今後も解決しないまま
なんです。
それどころか、鬼さんを呼ぶ親も怖い
ということになっていきます。

お前も立派な鬼だね。
さるぱんだじゃなくて
おにぱんだだね!

お、おにぱんだ…
ごめんなさい。
気を付けます。
緊急時のその場しのぎとして使うのは
仕方ないかもしれませんが
叱っている理由が伝わらないと
「子どものわがままをやめさせたい」
「子どもに言うことを聞いてもらいたい」
という意味では近道をしているようで
遠回りしてませんか?
思考停止
そして、もう一つ
「鬼さん来るよ」の一言で
思考停止しているかもしれません。
この一言で子どもが言うことを聞くから
【理由を説明して
理解してもらうのをやめる】
という選択をしてしまっているわけです。

また、子ども相手に
鬼を呼んでるの誰ですか!
ちゃんと自分で考えてますか!?

で、でも、思考停止なんて
したくてしているわけじゃないし…
もちろん、思考停止に陥るのにも
理由があると思うんです。
なぜ言ってしまうのか?
日常で大人相手に脅しなんてなかなかしませんよね?
そんなことしてるのは取り立てしている人とか
ちょっと人間関係にいろいろ問題がある人です。
それでも言ってしまう理由
大きな理由の一つとして
時間にゆとりがない
ということじゃないでしょうか?
・通勤前、早く保育園に連れて行かないといけない
・仕事がまだ残っている
・待ち合わせをしている
こういう状況の時に
子どもがわがままを言うと
「鬼さん来るよ!」
というふうになってませんか?
子どもはとにかく親の気をひきたがります。
時間がない、急いでいる
そういうのに関係なく
自分を見てほしいと思っています。
時間にゆとりを持つ!
他にも理由があるとは思いますが
「鬼さん来るよ」の大半は親である僕たちが
時間にゆとりがないから焦って出てしまうワード
なんですね。
であれば、今より15分
それが無理なら10分でもいいので
早く行動することで自分もイライラせず
鬼さんに頼らなくても済むかもしれません。
10分早く動くことで
自分にも余裕が生まれます。

10分ならできるかも!
わがままを言っている子どもを
抱きしめて、なぜわがまま言うのか
優しく説明すれば
きっと子どもはそれに満足して
わがままを我慢してくれます。
優しく抱きしめながら
しっかり話してくれる親と
いきなり呼ばれる鬼さん
子どもはどちらの言うことを
素直に聞きたいでしょうか?
我が家の体験談になりますが
鬼さんを意識的に封印するようにしてから
子どもが今までよりも
のびのびしています。
いや、もちろん
言うこと聞かない時はありますよ。
ただ、そこで鬼さんに頼るか
子どもと向き合って解決しようとするか
と、ここまで書いておきながら
正直、書きながら
自分に言い聞かせてるところもあるんです。
でもそうやって「意識」を変えないと
変わりません。そして意識を変えるのって
とても難しいことです。
意識が変われば…
意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。
皆さんも一度は聞いたことありますよね。
子どものわがままがきっかけでも
意識することで
人生まで変わったら
とてもステキなことですよね。
想像だけで
笑顔いっぱいのステキな家族像が
思い浮かびませんか?
鬼さんは悪?
最後に一つだけ鬼さんに関して
言いたいことがあります。
鬼さん=常に悪ではないということ
どちらかと言えば
簡単に鬼を呼ぶ=良くないこと
ですね
自分たちが小さいころ
親に教えられてきたことを思い出してください。
「夜に口笛を吹くと蛇がくるからやめなさい」
僕もよくお風呂場で口笛を吹いて
親に注意されたのを覚えています。
親としては近所迷惑になるとか
ちゃんと理由があって
それを辞めさせるために言っていたわけです。
では、それが自分のためにならない
必要のないことだったんでしょうか?
ようは
ものごとの善悪さえ正しく伝われば
それはそれでいいとも思うのです。

そうだぞ!
わかればいいんだ
わかれば~
つい言ってしまうのを少しでも減らす
子どものわがままには
怒り、脅しで対応せずに
「ゆとり」で対応しましょう。
その結果
鬼さんを呼ぶ回数も減らせるし
もっと子どもに優しくできます。
大丈夫!
何度も言っているからもうダメではなく
今から改善すればいいんです。
焦らずできることからやっていきましょう。
まずは
がんばって10分早起き、早めの行動を!
ということで、今日から早速
目覚ましのアラーム10分早めて…おやすみなさい。
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