毎年、冬になると大流行するインフルエンザ。
赤ちゃんや小さい子供が感染すると、とにかく心配。
特に、はじめてのお子さんだと、こういう時どうすればいいかわからないので困りますよね。

うちの子は風邪で高熱の時でも元気だから大丈夫!
なんて思っていると、いざ、ぐったりした自分の子供を見るとあたふたします。
また、インフルエンザは最低でも5日間ほど保育園を休まないといけなくなるため、親もそれに合わせて急に仕事を休まないといけなくなります。
共働きだとほんとに大変…
つい先日、子供と妻がインフルエンザに感染して、家族で休まないといけない状態になりました。
初回のインフルエンザ検査では陰性と出るも、二日目も熱が下がらず、再検査したところ見事陽性に。
その時の状況はこちら
子供がまず感染して、妻にも移ったのですが、僕はインフルエンザにならずに済みました。
ちなみに、予防接種も打てていませんでした。
子供がインフルエンザに感染したら、どう行動すべきか、どんな対策をすればいいかについて、僕の体験談を元に書いています。
子供がインフルエンザに感染したら【速やかに職場に連絡】

各職場でインフルエンザの時はどうするという規定があると思うので、それに従う形になります。
それによって、周りのフォローも違ってきます。
シフトで回しているところは、急きょ組み替えないといけないので、なおさら早く言わないといけません。
インフルエンザに感染したことを隠していいことはありません。
隠して出勤した場合、会社によっては懲戒処分を受けるところもあります。
迷惑かけてしまうのは仕方ないので、割り切ってすぐに伝えましょう。
子供がインフルエンザに感染したら【家族への感染を防ぐ】
とにかく、まずは家族が感染しないようにしてください。
特に親である自分たち。
もうこれ間違いないです。
特に小さい子供の場合、付きっきりの看病になります。
そのため、感染リスクはかなり高くなります。
自分が感染する頃には、子供はある程度回復していると思いますが、それでも大変です。
保育園も5日間ほど行けないので、仕事を休んで、自宅で過ごすことになります。
もし、看病中に自分も感染してしまうと、さらにそこから数日休むことになります。
その場合、子供が治っても、自分がインフルエンザなので、保育園に連れて行くこともできません。
自分は高熱でしんどいのに、子供も家にいて、元気に暴れ回っているという状態に…
まあ子供が苦しんでるよりはマシですが、自分がフラフラなのでなかなか大変な状況になります。
とにかく自分だけでなく、家族全員で感染を防ぐようにすることが大切です。
子供がインフルエンザに感染したら【対策をする】
家族全員マスクをつける
とにかく家族全員マスクをしてください。
ただし、子供が小さいとマスクを嫌がってつけてくれない場合があります。
その場合、まず親がマスクをつけて見本をみせてみてください。
うちの娘は、親のマネをしてつけてくれました。
それでもつけてくれない場合は、無理強いせず割り切ったほうがいいです。
周りが感染しない対策をしっかりするほうが手っ取り早いです。
また最低でも1日1回はつけかえましょう。

でもマスクつけてても意味ないってよく聞くけどどうなの?
実はインフルエンザウイルスはマスクではほとんど防げません。
ウイルスが小さく、一般的なマスクだと目が粗く通過してしまうんですね。

じゃあマスク意味ないじゃん…
いえいえ、だからといってマスクに効果がないわけではありません。
マスクの効果として重要なのは,実はウイルスをブロックできるかどうかではなく,吸気に湿度を添加できることです.私たちが吐いた息(呼気)によりマスクの内 側は湿り気を帯びますが,これにより今度は吸いこむ息(吸 気)の湿度が上がります. そして結果,のどの粘膜が乾燥した外気にさらされることなく,潤いを良好に保つことができるというわけです.
引用元:前橋地域リハビリテーション広域支援センター リハビリコラムNo.6

ウイルスを防げないから無意味というわけではなく、保湿効果があるってことね。
同じタオルや食器を使わない
マスクだけでなく、接触感染をしっかりと防ぎましょう。
特にタオルは結構見落としがちです。
なんせタオルは1枚とは限りません。
家の中でも複数ありますよね。
- 洗面台
- トイレ
- キッチン
- お風呂場(バスタオル)
もともと子供とタオルを分けている家庭はともかく、家族で同じタオルを使っている場合は要注意です。
ドアノブにも注意
もう一つ意識していないと忘れがちなのがドアノブです。
3歳にもなると一人でドアをあけることができます。
知らない間にドアノブも触ってますので、しっかりアルコール除菌などで拭き取ってください。
とにかくこまめに手洗いする
そのため、全てを防ぐのはまず無理なので、とにかく何かに触ったらこまめに手洗い、消毒しましょう。
抱っこしたら手洗い。
おもちゃを片付けたら手洗い。
トイレに連れていったら手洗い。

えー、そんなめんどくさいこと無理〜
そう、めんどくさいんです。
それでもインフルエンザに感染しないためには、こまめな手洗いが鉄則です。
うがいや水分補給をする
気をつけないといけないのは接触感染だけではありません。
飛沫感染にも注意です。
あるあるですが、小さい子は抱っこしていると、目の前で咳をします。
なんなら、こっちに向かってゲホゲホしてきます。
まだまだエチケットマナーなんて守れません。
とにかく、子供の咳をあびたらすぐにうがいや水分補給したほうがいいです。
その瞬間だけ息をとめても、空気中にもウイルスはあるので鼻なり、口なりで吸い込んでしまいます。
それを防ぐのは難しいので、咳を浴びたらうがいするか飲み物を飲んでください。
インフルエンザウイルスが、のどや鼻の粘膜にある感染部分に到着してから細胞内に侵入するまでに、最速で20分といわれています。
引用元:ドラッグユタカ
そのため、20分おきに水分補給をすることにより、感染部分についているウイルスを洗い流してしまおうということです。ウイルスは消化器官内に入ると分解されるので、感染・増殖することはありません。

うがいはめんどくさいけど、何か飲むならできるかも。
水などを持ち歩いて、こまめに水分補給するだけでも有効です。
寝る時は親のどちらかが別室で寝る
普段はいろいろと感染しないように意識していても、寝る時はみんな無防備になります。
小さい子がいる家庭では、感染してるからといって子供を隔離できません。
インフルエンザにかかってたとしても、親が一緒に寝る家庭が多いと思います。
ただ、親がいっぺんに感染すると、非常に厄介なので、どちらか片方が別室で寝ることで、同時に感染するリスクを下げられます。
口内の湿度を保つため、寝る時もマスクをする
普段、鼻呼吸をしている人も寝ている時だけ、無意識に口呼吸になっている人は意外と多いんです。
ちなみに僕もそのタイプです。
そのため、とにかく風邪をひきやすい(;´Д⊂)
マスクをつけて寝ることで、口呼吸になっていてものどが乾燥しないため、とても効果的です。
哺乳類である人間は、鼻で呼吸を行うのが本来の姿です。そのため、口で呼吸すると、くちびるがカサカサになったり口の中が乾燥したり、感染症のリスクが高くなったりするなど、さまざまな弊害があると指摘されています。
引用元:オムロン
口呼吸はとにかくウイルス感染しやすくなるため、百害あって一利なしです。

え…口呼吸はどうやったら治せるの?
風邪などで鼻が詰まって生じる口呼吸は、鼻の通りを良くすれば解消されます。それとは別の原因として挙げられるのは、舌や口の周りの筋肉の衰えです。口元を引き締めるのに、日頃からよくかんで食べるようにしましょう。
引用元:ヨミドクター
ただ、睡眠中の口呼吸をいきなり治すのは難しいので、とりあえずはマスクをすることで口の中の湿度を保てます。
インフルエンザに限らず、乾燥する季節はマスクをして寝ることで風邪をひきにくくなります。
加湿器を使って空気中の湿度を保つ
加湿器は電気代はかかりますが、部屋で過ごしている時に、普段からのどの乾燥を感じるのであれば常時つけておいたほうがいいです。
空気中のウイルスを抑制するのは、湿度を最低でも50~60%以上に保つのが良いとされています。
うちの家族は、普段そんなに乾燥に敏感ではないので、寝る時だけつけるようにしてます。
加湿器がないころは、朝起きるとのどが痛くなることが多く毎年風邪を引いてました。
しかし、加湿器導入後は朝のどが痛くなることは激減しました。
僕のように、普段はのどの感想を感じないが、朝起きるとのどが痛くなりやすいという方は加湿器を試す価値は十分あります。
ただし、加湿器は種類によって使い勝手が結構変わってきます。
そのあたりのことはパナソニックがメリット・デメリットも解説されていて、とてもわかりやすいです。
ちなみにうちが使っているのはスチーム式(ポットタイプ)です。
見た目は残念ながら超絶ダサいです。
インテリアに溶け込むとかないです。
なんせポットなんで(‘Д’)
しかも電気代もめちゃくちゃ高い…
それでも勧める理由はとにかく手入れが楽だからです。
もうこれが全てです。
加湿器ってめんどくさいんです。
でも楽したいじゃないですか(‘Д’)
スチーム式はクエン酸で時々洗ってあげるだけです。
他の加湿器のように毎日のような手入れは必要ありません。
加湿器のほとんどは毎日洗って、乾燥して…みたいなことが必要になったりします。
気付けば数日放置、中身ぬるぬるなんて今まで何度もありました(;´Д⊂)
もちろん、こまめに手入れするのが苦痛じゃない人は、超音波式とかでも大丈夫です。
とにかく手入れや掃除が苦手な人はポットタイプを強くおすすめします。
現状の加湿器は、パーフェクトな商品はありません。
手入れゼロで、電気代も安く、カビも生えないというのはありません。
仮にそれがあれば他より確実に価格が高いです。
電気代が安くて手入れの手間や時間がかかるものを選ぶか、手入れは楽して高い電気代払うか、どちらかです。
今まで、空気清浄機の加湿機能や、超音波式なども試しましたが、どちらも見事に赤カビが発生していました…orz
ポットタイプだと基本、煮沸しているのでカビもはえにくいんです。
基本的にはケトルと同じようなもんですからね。
うちが使っているのはコレです。

ただし、上でも述べましたが、毎日朝まで使うと結構電気代を食うので、2時間で切れる設定にするのがおすすめです。
うちは一緒に空気清浄機を置いてます。
それで湿度がざっくりとわかるんですが、加湿器を2時間で切れる設定にしても、朝確認すると50~60%を保てています。
嘔吐対策で子供の寝具にペットシーツを敷き詰めておく

インフルエンザに感染すると、小さな子供はとにかく嘔吐しやすいです。
それも1回で済めば良いのですが、夜中に何度も嘔吐する場合もあり、何も対策していないとシーツの洗濯が追い付かなくなります。
寝る時に予めペットシーツを敷いておけば、吐いてしまった時も、寝具の汚れを最小限に抑えられます。
うちの場合、ペットシーツを直にひくと、子供の寝相でずれるので、上から薄手の毛布をかけています。
こうしておけば、嘔吐して汚してもその部分のペットシーツと毛布をかえるだけで済みます。
インフルエンザに限らず、お子さんの体調が悪い時はペットシーツを敷いておきましょう。
嘔吐した場合の後処理の手間が全然違うのでおすすめです。
しっかりインフルエンザ対策して感染を防ぐ
とにかく言えるのは、インフルエンザは対策するかしないかで感染する確率はかなり変わってきます。
もちろん、自分だけが実践しても意味がありません。
家族みんなで協力して感染を防ぐことが重要です。
手間はかかりますが、難しいことはあまりないので、できることは実践してみてくださいね。
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